リヒテルのかけがいのない世界 : シューベルト最後のピアノ・ソナタ
2007-06-11


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Franz Schubert
 Piano Sonata bQ1 B-flat major D.960

スビャトスラフ・リヒテルが亡くなって
まもなく10年が過ぎようとしています。

偲びながら、私の思い入れの大きい
CDを紹介したいと思います。

音楽を職業としているわけでもなく、
知識もあるわけではありません。
そういう立場からのお話はできません。

モンサンジョンさんの『リヒテル エニグマ』というフィルム。
その冒頭に流れるのが、このソナタの第二楽章。

凍るような寒々した世界を感じるのは、第一と第二楽章です。

極度の緊張を保ちながら、音楽がすすみます。

それは、リヒテルならではの世界だと思います。

第一楽章は史上でもっとも遅い演奏だと思っていましたが、
アファナシェフさんのほうが遅いと思います。
後者は、リヒテルさんとはちがう意味で
不気味さを感じる演奏でした。
[音楽]

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