『わがマレーネ・デイートリヒ伝』(鈴木明)
2007-06-26


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あらためて読み直しました。
リヒテルのCDを紹介したときに、少し書きました。
[URL]

それがきっかけでもう一度読み直そうと思ったのです。
あのスビャトスラフ・リヒテルが思いつきや
商業上のサービスで、追悼演奏会を開くとはとても思えないからです。

さて、鈴木明氏の思い入れたっぷりのこの本を読めば、
M・ディードリヒを、
『間諜X27』や『モロッコ』の女優としてではなく、
ヒットラーと生涯をかけて、前線で兵士ともに
数年間たたかった女性として、
また、50代でデビューした歌手として
認識を新たにすることができます。

以前いそいで読んだときには、気がつかなかったこともあり、
落ち着いて読む時間がほしいと思いました。

たとえば、俳優でロシア人亡命者の話。

ディートリヒには、二種類の自伝があるそうですね。
それを読んで見たくなりました。


本の目次

プロローグ ベルリンの壁崩壊の中でディートリヒは何を考えたか?
第1章 天使はこの時その役割を終えた
第2章 ハリウッドとヒトラー―二つの敵との戦いがはじまった
第3章 ディートリヒをとりまく二十世紀の華麗な男性像
第4章 ディートリヒ五十二才「私は俳優ではなく、歌手になるのだ」
第5章 「母よ、私を許すことができますか?」
第6章 日本で「リリー・マルレーン」を歌った夜
エピローグ 未来につながる永遠のテーマ

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