滋賀県の民主党が「推進」から「凍結」に転換
2006-07-10


県知事選挙の結果を受けて、国松支持であり新幹線新駅推進の立場だった民主党が、はやばやと方向転換をしました。
 いっせい地方選挙と参議院選挙が行われる年であることとは無縁ではありません。
 しかし、あまりの変わり身の早さに「これまではなんだったんだ」と思う人は少なくないはずです。
 政治家の言葉や行動が軽くならないように、そして、政治不信につながらないようにする義務が政党にはあると思います。
 しかし、県民の願う方向への転換であることで歓迎することはできます。県議会で、それにふさわしい態度をとることで信頼を回復できるかどうかがきまると思います。

*************京都新聞の報道から********************

民主滋賀県連 「凍結」に転換
 「民意と乖離あった」

 民主党滋賀県連は八日、野洲市内で幹事会を開き、二日の知事選で新幹線新駅建設の凍結を公約にした嘉田由紀子氏(五六)が当選したことを受け、党が掲げてきた「推進支持」から「凍結支持」に方針を転換することを決めた。
 幹事会では、選挙の敗因や今後の党方針を話し合い、推薦した現職の国松善次氏(六八)の落選理由を「県連の方針と決定は、民意と乖離(かいり)があった」とした。新幹線新駅問題については「嘉田氏の当選は、議論の仕切り直しをするべきだという民意だ。凍結を支持する」として、これまでの推進方針を一転させた。
 川端達夫代表は「報道機関の調査でも、民主党支持層の多くが嘉田氏に投票したとされる。県民の期待を大きく裏切ったことを反省し、再出発を図る」と、方針転換の理由を説明した。新幹線新駅問題に対する対応は「建設推進の意思はリセットし、凍結に向けた具体的な提案を待って、(嘉田氏と)一緒に議論する」とした。
 また、知事選に対する責任問題について、川端代表は「(幹事会で)責任を問う意見はなかった」とし、県連代表の続投を示唆した。

[2006年7月9日掲載]
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