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10月4日に、小田教授や吉岡さんを訪問した目的は、陸軍墓地についての知識を深めることだけではありません。
私が知りたいと思ったのは、「旧真田山陸軍墓地と保存を考える会」がどうして生まれ、どういう活動をしながら、どう発展しているかです。
私が大津市で旧陸軍墓地を目の当たりにして、感じたことは、「ここを廃れるままにしてはならない」という思いでした。
墓石は、年月を経て崩壊がはじまっています。
そのまま推移すれば、ただの岩くれになってしまいます。人間の生きた証を示すものが消えていくのです。
同時に、陸軍墓地はいまもそこにありながら、その存在が忘れ去られようとしています。
モノとしても、記憶としても、消え去るがままにしていいのかという思いです。
ですから、真田山の会が生まれ、保存への努力と市民が訪れる文化財として生かす活動が行われていることにおおいに激励されたのです。
なんとかそれを自分のところでもできないかと思ったのです。
吉岡さんは、自分のお店をおいてまで時間を割いていただきました。
そして、この建物に私を招きいれ、お話を聞かせていただきました。
それは、通り一遍のものではありませんでした。
この方と会の思いが伝わるものでした。
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