永源寺第二ダム訴訟で国の敗訴が確定
2007-10-12


2005年12月の大阪地裁につづき、
国が敗訴して、これで確定したわけです。

ムダとわかっていても、止まらなかったのが
大型公共事業。
永源寺第二ダムの場合は、
これで止まることが決定です。

滋賀県では、住民の力で、凍結をかかげた
嘉田知事が誕生し、いま賠償をめぐって
栗東市とせめぎあいをしてはいますが、
新幹線新駅も中止されることも決まりです。

長野県の田中元知事の脱ダム宣言も
大きな流れを作りましたね。
滋賀県では、新幹線新駅とダムで
利権に群がるゼネコンや官僚、政治家に対して
一矢も二矢も報いたことになります。
彼らは、財政赤字なんのその。
つけは国民へまわして平気。
それを許さない力が育ってきたということです。

ところで、大企業が減税を求める一方、
消費税増税を言い出しています。
今度は、これを止めるときです。
どこでも、御用学者はいて、さまざまな
理屈を作ります。
永源寺第二ダムの場合は、あまりにも
お粗末。
調査もせず、ボーリングもしないなんて
素人以下でした。
経済理論家なるものがいいだす
いろんな理屈とも、
うのみにせずに、検証する必要があるのです。
そして、お上の理屈に弱いマスコミとも。
(例外も、もちろんあります。
 集団自決問題などを見ると、沖縄の
 地域紙には心からの敬意をいだきます)

ともかく、原告代表をつとめた吉原稔先生
ごくろうさまです。
県会議員をやめられても、なお元気でご活躍。
新聞に年齢がのっていましたが・・・そうは
見えませんので、今後も期待しています。
[建築物]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット