2007-12-15
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●変わらない道と変わる道
悠久の歴史のなかで変わらない道もあれば、
変わる道もあります。
1990年代の深刻な不況以来、
閉店と出店を繰り返す道があります。
まちをつらぬく幹線道路の161号線がそれ。
DVDナビで検索して出向いても、
そこにお店がないことが普通に生まれています。
「リアルタイムで更新できるHDナビを買えば
いいんじゃない」という問題ではありません。
それは、まちの荒廃という事態です。
●新幽霊ビル
1970年に大阪万博があり、その人気をあてにして
ホテル建設がすすみました。
しかし、資金が足りなくなり、建設中に放置された
ビルが大津市にあり、幽霊ビルとよばれました。
いま、中央部に進出した大型店が
先の見通しもなく、閉店され、
その巨大な廃墟としての姿をさらしています。
上の写真のビルがそれです。
堅田に存在するこのビルのことを
私は、「新幽霊ビル」と呼びます。
●スクラップ・アン・ドビルドもしくは焼畑商業
全国一律のチェーン店。
それはどの幹線道路でも見かけることができます。
それは、便利かも知れませんが、
どのまちも個性のないものに変えています。
儲かると思えば出店。
儲からなければ閉店。
それも戦略のひとつとなっているのでしょう。
しかし、それは、まちの荒廃を生んでいるの
ではないでしょうか。
営利を推進力にして激しく変わる道、
それは、決して未来に通じる道では
ないと私は思います。
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