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ロバート・オッペンハイマー(J. Robert Oppenheimer 1904-1967)は、アメリカの原爆の父と呼ばれる人です。ロスアラモス国立研究所の所長であり、原爆製造計画(マンハッタン計画)の中心人物として知られています。
私の知識は、ここどまりで、その後の悲劇を知りませんでした。
つい最近のBSの海外ドラマ(ドキュメンタリー?)で、開発後、核兵器製造計画に反対の立場をとったことを初めて知りました。その番組は、東北地震のために途中で終わり、その続きを見落としてしまいました。
オッペンハイマーの生涯をより詳しく知りたいと思ったのですが、あれこれあって手をこまねいていました。意外な出会いがなければ・・・です。
息子のK君が熱心になにか読んでいて、出かけるときも「オッペンハイマーもっていこう!」と叫んでいます。
その本は、『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇 』(上)でした。食事に出かけたときも手放さずに読んでいます。私も拾い読みしましたが、決して軽い内容でも、面白い本でもありません・・・。
原著のタイトル(American Prometheus=アメリカのプロメテウス)のほうが、邦訳のタイトルよりも、オッペンハイマーの運命にふさわしいと思いました。
自ら禁断の知識に手の伸ばし、それを悔い、永劫の苦しみに身をゆだねる科学者という意味でしょうか。
なぜ、このタイトルにしなかったのか?
日本文化の歴史にのなかに、プロメテウスもしくはプロメテウスの物語に相当する人物や物語がないためでしょうね。
それって・・・。
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