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昨日から、
吉田裕さんの
『日本の軍隊 −兵士たちの近代史−』(岩波新書)
を読んでいます。
写真でもあるように、帯に、
「兵士の目線から近代日本を問う」というのが、
購入した決め手でした。
新書って表紙カヴァーの裏に数行の紹介がありますね。
それってなかなか有用なんです。
全体の主題なんかがわかりやすくかいてある。
1873年の徴兵令制定以来、文明開化の推進力となり、全国に近代秩序を浸透させる役割を果たした日本の軍隊。それが、15年戦争期のような反近代的で精神主義的な軍隊になってしまったのは、なぜか。日本の民衆にとって、軍隊経験とは、どんな意味があったのか。
要するに、こういう本を探していたのです。
まだ最初のほうですが、
「ナンバ歩き」に目がとまりました。
「ナンバ歩き」って知ってますか?
右手と右足を同時に出す、つぎは
左手と左足を同時に出す、そうして
歩く・・・そういう歩き方です。
卒業式のとき、ガチンガチンになって
やってしまう、あれですよ。
それが明治まではふつうの日本人の歩き方であって、
それを現在のような歩き方に変えたのは、
軍隊での訓練のおかげ・・・ということになります。
この歩き方について聞いたのは、
これが二度目でした。
K君がなんかで話していました。
ブログでも書いたかな?
軍隊との関係で読んだのは、しかし、
これが初めてでした。
とりあえず、民衆の生活に深く影響を
与えているものとして軍隊を見る視点は、
なかなか興味深いものがあるということを
お伝えしたかったのです。
読み終わったら、まとまった感想を書きます。
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