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探していた本を、紀伊国屋のPCで検索していましたが
見つかりませんでした。担当の方に調べなおして
もらいましたが、絶版とか。
せっかく買うつもりできたのに・・・。
ということで、山川章二『軍用地と都市・民衆』を
代わりに(失礼な言い方ですが)買うことにしました。
それは、具体的資料が豊富というだけではなく、
つぎの視点に学ぶことが大きいと思ったからです。
軍事分野での私の研究は、『軍隊と地域』以来、軍隊という組織が「そこ」(ある地域)に設置され、その場で訓練や活動を展開することの意味を、「戦時」と戦時出動のない「平時」の両方の時期にあらわれるそれぞれの特徴に留意しつつ、軍隊と地域(地域民衆)の心理的な距離や相互に影響しあう関係に注目して考えてきた。軍隊を支える地域の構造(政治行政・経済・社会的)や支えている心性はどのように生まれ、どう定着していったのか、一方でその構造の亀裂や問題性がどうあらわれてきのか、ということである。本書での軍用地への関心も、軍隊の拡大過程を、都市から郡部・農村、さらに空間的拡大として把握し、そこから、軍隊が地域に存在したことの意味を探ることにある。
この本は、ざっと一通り目を通すことができ、
とても参考になることがわかりました。
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