田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』
2009-02-28


禺画像]
大津市にある滋賀会館の大ホールが閉館となるとき、
名残惜しくて見に行った。
そのとき見たのが、『ジョゼと虎と魚たち』。

映画になっていたので、てっきり長編だと思っていた。
実は、文庫で30ページ足らずの短編だったのだ。

今夜も天童荒太の『家族狩り』を読んでいた。
ご飯の代わりに、ゴーヤを主食にするような気分。
それで、『ジョゼ・・・』を読むことにした。

・・・どういうんだろう。
切ないけれど、悲しいものではない。
明るくはないけれど、やわらかな光に満ちている。
・・・そんな小説。

ところで、ジョセをあらわすのに
「市松人形」が登場する。
だが、私は、どういうものか知らない。

サイトで調べてつぎのフレーズが心に残る。
「一体一体が手で作られそれぞれに異なった
表情を持つ着せ替え市松人形」
[本]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット