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大津市にある滋賀会館の大ホールが閉館となるとき、
名残惜しくて見に行った。
そのとき見たのが、『ジョゼと虎と魚たち』。
映画になっていたので、てっきり長編だと思っていた。
実は、文庫で30ページ足らずの短編だったのだ。
今夜も天童荒太の『家族狩り』を読んでいた。
ご飯の代わりに、ゴーヤを主食にするような気分。
それで、『ジョゼ・・・』を読むことにした。
・・・どういうんだろう。
切ないけれど、悲しいものではない。
明るくはないけれど、やわらかな光に満ちている。
・・・そんな小説。
ところで、ジョセをあらわすのに
「市松人形」が登場する。
だが、私は、どういうものか知らない。
サイトで調べてつぎのフレーズが心に残る。
「一体一体が手で作られそれぞれに異なった
表情を持つ着せ替え市松人形」
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