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米原万里(1950〜2006)は溌剌とした毒舌家だったらしい。
たしかに、TVを見ていても、そう思える。
本を読んでもそう思える。
この本は1995年から2006年までの書評。
まだ全ページを読んだわけではないが、
感じたことをメモしておこうと思う。
彼女はともかくハッキリしている。
自分の主張をいうのに、ためらいがない。
読む私は、語学もふくめて刺激をうける。
この人の本は、全部読みたいとさえ思う。
書評の俎上にのせられた本も、それぞれ
読みたいと思う。
だけど、なぜか疲れる。
読むほうがついていけないとしたら、
それは、こっちの勉強不足のせいなのだろう。
彼女のせいいっぱいさがそうさせるとしたら、
それは、読む方が気を配るべきことなのだろう。
パワフルな人間の傍に生きていることは、
はたして幸せなことなのだろうか。
知性と才気に恵まれながら、
その絶頂で逝かざるを得ない人を前に、
なにがいえたのだろうか。
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