「傘がない」2009
2009-06-03


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いまは梅雨。
ナメクジは傘がなくても悠々と暮らしています。
でも、人間界は、傘をめぐって騒動が起こっているらしい・・・。


カミさんから、いつも怒られています。
「傘をどこかに、おいてこないで!」
私は、いいわけできずに、ベソをかきます。
「高い傘にしたら?そうしたら忘れないんじゃない?」
と追い打ちをかけるカミさん。
「それは甘い!」と自分を棚に上げて言う私。
「値段で忘れないなんてことはない。
 安い傘でいい。  
 とにかく気をつけるから・・・」
とふたたび自信のない私にもどります。

今日の午後、にわか雨がふりました。
・・・傘がない。

ところで、井上陽水の「傘がない」。
さっぱり意味がわからなかった十代の私。
傘がないよりは、自殺する若者が増えているほうが、
よっぽど問題じゃないかと思ったのでした。
彼女ができたとき、傘がないと確かに困る。
ついでに時計・・・世界のなににもまして。

ときは2009年。オバマさんが表舞台へ。
プラハで「核のない世界」演説をしました。
パチパチパチと拍手がわいたのに、
「困った」といったのは、日本国の政府でした。

傘がない!
「核の傘がないと安全が守れない」のだと。

ねえ、核兵器さえなくなれば、
傘もいらないんじゃないの。
あなたの理屈でいくと、
いつまでもなくならないよ。
[戦争と平和]

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