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外交は、その情報が少なく、庶民にはわかりにくい世界です。
オバマ演説があり、核兵器廃絶への流れが一気に加速するかと思えたのですが、近隣では、北朝鮮をめぐり、ロケット発射や核開発再開など、後ろ向きのニュースばかりが目立っていましたね。
朝鮮半島の緊張緩和と非核化は、他人事ではありません。北朝鮮の多国間協議への復帰を強く望んでいました。
民主党新政権の「核密約」問題への新しい前向きのアプローチとともに、北朝鮮の「六か国協議」復帰示唆は、明るいニュースです。ここまでこぎつけるために、中国やアメリカを中心に、どれだけ多くの努力が水面下ではらわれたのか、想像するしかありません。そして、それは、これからが本番ということになります。
お隣の高島市「あいば野演習場」で、海外派兵を想定した日米合同演習が行われるタイミングなだけに、私は、朝鮮半島での緊張緩和の進展を強く願っています。
写真は、毎年8月6日に行われる大津市の三井寺の原爆慰霊法要の風景。参加者が、平和への願いを込めて風船を放っています。
私が撮影している場所は、かつて西南戦争の記念碑が建っていたところ。お寺の向こうに広がるのは、明治初年から陸軍の基地がおかれ、戦後は、アメリカ軍の占領地となった場所です。
近代日本の戦争への起点であり、アメリカへの従属の象徴となった場所と、平和へのを発信する風船が同時に写っている写真ということになりますね。
金総書記、「6カ国」復帰を示唆=核問題で中国特使と会談
9月18日14時19分配信 時事通信
【北京時事】新華社電によると、北朝鮮の金正日労働党総書記は18日、中国の胡錦濤国家主席の特使として平壌を訪れた戴秉国国務委員(外交担当)と会談した。金総書記は席上、核問題について「2国間および多国間の対話を通じ解決したい」と述べ、6カ国協議復帰の可能性を示唆した。こう着状態にある北朝鮮核問題が動き出す契機となるか注目される。
会談では、戴氏が胡主席の親書を手渡した。胡主席は親書で、「中国は、(朝鮮)半島非核化の実現や北東アジアの平和・安定維持を一貫して目指しており、(北)朝鮮と共に努力することを惜しまない」とのメッセージを伝えた。
これを受け金総書記は、朝鮮半島情勢や核問題をめぐる北朝鮮の立場を詳しく説明。「(朝鮮半島)非核化の目標を堅持し、平和安定維持に力を尽くす」と表明した。
対話による核問題解決の姿勢を見せ、6カ国協議議長国の中国の顔を立てる一方、「2国間対話」の選択肢も示して、米国との直接協議を求める立場も維持した形だ。
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