盛り
2010-05-31


禺画像]
門先の花はいまが盛り。
しかし、よく見ていると、
濃い紫が減り、白が増えていく。
やがて花そのものが消えていく。

私は、下る姿を見たくはないと思う。

裏切りを繰り返し、
落ち目が明らかとなったとき、
そこを去るのは自由。
だが、後ろ足で砂をかける
姿は美しいものではないのだ。
すべての責任を残るものたちに
かぶせて。

花は見る人の気持ちにしたがって
散るわけではない。
それがすがすがしく、
同時に、残念に思うことである。
[花(草・木)]

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