砲撃戦の舞台「延坪島」〜朝鮮ニ於ケル暴風雨被害ニ関スル件〜
2010-11-23


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朝鮮半島で砲撃戦が起こったというニュースを聞きました。心に緊張が走りました。許されない行為です。事件の舞台となったのが「延坪島」でした。
 事件の今後を見守りたいという思う一方で、この島の歴史的過去が気になりました。
 そこで「アジ歴」(「国立公文書館 アジア歴史資料センター」の略)の簡易検索で調べてみました。侵攻した日本軍がここで戦火を交えた記事は、幸いにも見つかりませんでした。その代わり、ものすごい暴風雨による被害記録が出てきました。死者4名、行方不明13名、負傷者144名、船舶全潰264隻、半潰30隻、行方不明30隻、遭難者1776名。
 今回の砲撃戦も偶発的なものに終わり、これ以上の被害者も出さないことが大事だと思います。その上で、原因と責任をあいまいにせず、再発を防止する措置を求めます。 朝鮮ニ於ケル暴風雨被害ニ関スル件
六月二日午前二時半ヨリ同十時迄黄海道平安南道及平安北道ノ各道西海岸方面ニ暴風雨襲来シ黄海道海州郡松林面延坪島付近ノ被害最モ激甚ヲ極メ五日迄ニ判明セルモノ死者四名、行衛不明十三名、負傷者百四十四名、船舶ノ全潰二百六十四隻、半潰三十隻、行衛不明 三十隻、遭難者千七百七十六名、損害見込額三十四万円ニ達スル
[戦争と平和]

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