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ルビンシュタインは、陽気な人だったようです。社交界の常連で、ピカソやコクトーと飲み歩いたとか。華やかな人生だったんですね。その人のショパンは太い音色に支えられた骨太なつくりをしています。
神経症的でもなければ、怪しくないのがいいです。
夜は、マズルカを聴きました。
「花の陰に隠れた大砲」だとリストが言ったとか。ちがう人だったかもしれません。私には大砲には聞こえません。この言葉の真意は、ポーランドへの民族愛でしょうか。ショパンの友人たちが、祖国の独立を勝ち取るために、武装蜂起をして、敗北します。同じ思いでいたショパンには、もちろん大砲はありません。そこで、ピアノ音楽にその思いを託した・・・こいう意味だと思います。
ポーランドは、近世では中東欧の大国でした。王権と貴族階級の力関係が後者に傾く中で、中央集権国家としては出遅れます。気が付いたときには、周囲は、絶対主義国家へ突き進む軍事大国となっていたわけです。国家が近代化されず、家産的原理に左右されていたことが、継承戦争を生み、やがて、プロシャとオーストリアとロシアに分割され、国家としての存在を失います。そのどん底から、独立を取り戻すために行われるいくつかの武装蜂起の最初の時代に、ショパンは遭遇していたのです。ポーランドは、独立のために、さらに1世紀以上の年月を要しました。
いまだ統一されない朝鮮半島。民族の悲劇は目にまえでも展開しています。北朝鮮が無法国家であるにしても、そこには、韓国と同じ民族の人たち、親戚もいるわけです。戦争への道は避けられるし、避けなければなりません。
マズルカに戻りますが、私は晩年のバッハの影響を受けたフーガ風のものが好きです。
仕事に向かう車のなかでは、マーラーの3番。こちらは、ルビンシュタインとは関係がありません。
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