No easy walk to freedom
2011-09-08


禺画像]
市長選挙をめぐって、記者の取材を受ける。その日に記者の書いた記事を見ていなかったことに気づく。内容は会話のなかで確認できたのでよかったが、失礼なことをしたと思う。
 それで終了後に、記者の記事を取り出して読む。視線の先にとまった別の市の記事が気になる。それは草津市長選挙の記事。「36年ぶりとなる30人が立候補し、3分の1近い9人が新人」とある。「固い地盤を持たずに支持を訴える都市型選挙の様相」とある。それは一般的な傾向にあるのだと思う。
 興味深かったのは、今年4月のいっせい地方選挙での投票率の部分。「草津市の投票率は42.93%に対して、20代はほぼ半分の21.93%」にとどまったこと。やはり、「政治」は遠いのだ。
 草津市議選では、若い候補者も出ていて、「若者が政治に参画するチャンスを」と訴えているという。しかし、その訴えは、若者自身にアピールするというよりは、投票率から考えると、上の世代のほうに効果が大きい気がする。もちろん、そんな現状でいいとは思えない。
 大津市議会に当選した20代〜30代の市議会議員は、超党派で、若い世代の政治参加を促す施策を議論しているときく。
 いま矛盾の焦点のひとつが若い世代の雇用にあることは確かである。だが、私は、投票率の報道を見て考え込んでしまう。
 一般市民は6割近く選挙にいかない。若者は8割が行かない。苦しみの活路は、どこにあるのか。それを政治に見いだせないとすれば、なにに見いだせばいいのだろうか・・・。一般参政権への遠い道のりと犠牲が報われるためには、なにが必要なのだろうか。
[政治]

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