『わがマレーネ・ディートリヒ伝』鈴木明
2007-06-27


禺画像]
個々ばらばらに知っていた人物や事件がおもいがけなく、
つながっていく面白さを感じています。

スビャトスラフ・リヒテル(1915〜1997)は、
魅力的でしたが、謎の多い演奏家=音楽家でした。
1980年代までの演奏は親しみましたが、それ以降は
その生存すら関心をもたなかったのです。
モンサンジョンの『エニグマ』がリヒテルを私にとって
特別の存在にしました。
私のイメージにあった稀代のヴィルトーゾではなく、
最晩年の深い演奏に接することができたのは、この本と
ビデオのおかげです。

その最晩年の演奏で私がとくに好きになったのが、
「マレーネ・ディートリヒ追悼リサイタル」のライヴ盤。

え!?マレーネ・ディートリヒ?
この疑問から、鈴木明『わがマレーネ・ディートリヒ』を読むことになりました。
そこから、
モンサンジョン『リヒテル』(筑摩書房)や
ボリソフ『リヒテルは語る』(音楽の友社)で
ディートリヒの記事を探して、書いた見たのが下の日記でした。

[URL]

もう一度、『わがマレーネ・ディートリヒ』を読み直して、
いろんな発見をしました。リヒテルへの言及ももう一箇所見つけましたし。
私の発見というのは、ディートリヒの運命とリヒテルの運命のつながりです。
それをどこかで書いてみたいと思いました。

この本は、すこし散漫に書かれているように感じます。
もっと主題を絞って書き込めるはずだと思うのです。

ディートリヒの自伝も読んでみたいと思っています。
[本]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット