ジャン・ギャバンの『望郷』
2007-06-27


禺画像]
マレーネ・ディートリヒからのヴァリエーションです。
ジャン・ギャバンもアメリカに移住したあと、
ディートリヒに世話になったひとりらしいですね。
二人の関係はかなり公然のものだったといいます。
(鈴木明『わがマレーネ・ディートリヒ伝』183n)

同時に、戦友でもありました。
ディートリヒが、対ドイツ戦にアメリカが参戦すると同時に、
従軍をするのと同様に、ギャバンもアメリカ軍に参加しています。

ギャバンについての自伝の記述は興味深いものです。
185ページにありますが。

この映画は、繰り返し見たことがあります。
「望郷」というのは、日本版の題名であって、もとの題名はちがいます。
しかし、タイトルにこだわらなくても、亡命先から故国への
思いを断ち切れずにもがく主人公の姿は、強い印象を残します。
そういう経験のない私にに、どこまで、
その思いを共有できるかわかりません。
しかし、戦争や革命と言う個人ではどうしようもない巨大な出来事を
背景にした不条理な運命ということが強い関心を生み出す
根本にあるのだと思います。

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