地域再生は住民こそが主役・・・私もそう思います(「地域再生の条件」本間義人著を読んで)
2007-07-05


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『地域再生の条件』(本間義人)を読みながら、
共感する一番のことは、つぎの点です。

《地域再生が目指さなければならない原理・原則とは何か。第一に、すべての人々の人権が保障された地域につくり直すことであり、第二に人々がその地域の仕事で生活しうることを再構築することであり、第三に自然と共生しうる地域に再生することでしょう。また、第四として、これが重要なことですが、永田町や霞ヶ関の思惑によって地域をつくり直すのではなく、そこに住む人々自身により再生を図ることです。つまり住民自身が地域再生の主役にならなければなりません。地域再生は、政府の地域再生本部のリーダーシップによって進められるものではありません。同様に都市再生が政府の都市再生本部により達成されるはずもない。私たちはこのことをまず肝に銘じておくべきでしょう。》(10n)

そして、つぎの指摘は大切だと思います。

《この地域再生の主役をつとめなければならないのは住民自身であるというところに、地域が直面している状況のきびしさが表れています》

いいかえれば、住民にしか期待できないということです。

いままで受動的であった住民に、いわば立ち上がることを呼びかけているともとることができますね。

目次は以下のとおり。

第1章 なぜ、地域再生なのか
第2章 人権が保障された地域をつくる
第3章 地場産業で生活できる地域を作る
第4章 自然と共生し、持続可能な地域をつくる
第5章 ヨコ並びでない地域をつくる
第6章 住民の意思で地域をつくる
第7章 地域再生に向けて
[本]

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