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観光案内をするつもりはないのです。
現地人である私たちにとっては、琵琶湖(びわ湖)はあるのが当たり前。
当たり前すぎて、考えることが少ないのが正直のところです。
琵琶湖の周囲に高層建築が壁をつくっていると
私は怒っていますが、それは琵琶湖そのものへの
愛着があってのことです。
少しでも、共感していただけるように、いくつか写真を
お見せすることにしました。
●人生を変える力がある
滋賀大学の名誉教授である岡本巌先生は、九州男児。
外洋を研究することを自分の使命と心得ていたのに、
なぜ琵琶湖の研究に宗旨替えをしたのか?
滋賀大学にいかないかという誘いがあったときに、
断るつもりであったのになぜ気持ちを変えたのか?
それは、興味深いお話でした。
答えは単純、琵琶湖そのものの眺めにありました。
それは海のように雄大で、それをはじめて見た時、
先生はやってもいいかなと思ったそうです。
いろんな説得よりも、物理的な特性よりも、
研究課題の豊かさよりも、姿が心を動かしたというのは
素敵な話だと思いました。
上の写真は、琵琶湖の北部。北湖とよんでいるところの写真です。
高島市から志賀町へ向かう途中。
白髭神社の手前(旧高島町)の湖岸から写しました。
私も、そういう魅力を感じました。
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