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浜大津の近くに河口をもち、三井寺の観音堂の下あたりから、トンネルで京都に通じているのが、第一琵琶湖疎水。
四月のサクラの季節には、京阪三井寺駅から、カメラをもった観光客が北国橋や鹿関橋に集まります。
しかし、夏の終わりには、橋の上には立ち止まる人もいません。
もちろん、私もでした。
近くのマンションまで仕事で来たとき、入り口の木立から、トリが飛び立ちました。セキレイ・・・かな。バイクのヘルメットをかぶったまま、飛び去った方向を見れば、街中を流れているちいさな溝。
この溝には見覚えがあります。それは、幼稚園時代に見た溝そのもの。
マンションは、私が通っていた幼稚園の跡地に立てられているのです。
そんな昔の記憶があるんだと変にうれしくなりました。
トリは、その溝の水面にいたかと思うとたちまち、木立に戻り、そして、疎水を越えて、そちらの木立のなかに消えました。
短い時間ですが、追ってみました。
水面すれすれを気持ちよさそうに飛び回る小鳥がいます。
セキレイでしょうね。
それを見ていて気がついたのです。
疎水の水面ってきれいですね。
これを見ている人はだれもいないのに、トリたちは知っているかのように、気持ちよさそうです。
何枚かの写真をアップします。
うまく、セキレイさんを写すことはできませんでしたが。
(上の写真は、北国橋と京阪電車の橋の間から三井寺方向を撮影)
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