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屋久島は全島が世界遺産。縄文杉はその象徴とも言うべき存在です。
しかし、縄文杉トラッキングに参加したとき、不安な気持ちになりました。そのことは、ブログでも書きました。
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『「縄文杉」に引き寄せられる私たち』
●京都新聞の記事を読んで
今日、京都新聞に『白川郷 車と人でパンク? かやぶき屋根残る世界遺産が・・・東海北陸道、7月に全線開通』(4月8日付)という記事がのりました。
白川郷は、世界遺産登録後に、観光客が倍増(年間140万人に)したそうです。観光シーズンには、1日に1万人。となると、駐車場がパンク状態。現在は、約800台分があるそうですが、ゴールデンウィークには、空きを待つ車で村道が埋め尽くされてしまうとか。雰囲気も、環境も台無しです。
おまけに、7月に東海北陸道が開通するそうです。
白川郷インターから郷までわずか4キロメートル。車で10分。集客が加速されるのは明らかです。
予測される数値は、さらに倍の年間200万人。ピークは1日2万5千人!!
これでは、世界遺産に指定されたことがあだになってしまいます。
●ではどうするのか。
村では、まず駐車場の増設と確保。
しかし、車であふれることを容認する方向であり、世界遺産の雰囲気を破壊しかねません。自家用車の規制と公共交通の利用も限界があります。
結局、立ち入り規制ということが必要になるのです。
世界遺産登録とはなにか・・・私は観光に出かける立場ですが、真剣に考えるべきことなのだと思いました。
●2003年の白川郷
今から数年前に越前海岸から、白川郷を回ってきました。そのときの写真がありました。上のアップしたものがそれ。
小学生のH君が写っています。
とても、静かな雰囲気で、車の駐車場に困ることはありませんでした。のんびり村中の道を歩きました。
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