田母神俊雄航空幕僚長「日本は侵略国家であったのか」
2008-10-31


現職航空自衛隊のトップが政府の公式見解とは異なるものを堂々と発表したというにとどまらない事件です。戦後の原点からの逸脱の一歩一歩が、戦争できる国への瀬踏みとなるのだと思いました。たとえ処分されたとしても、彼らの見解が市民権をえるための確信犯的な行為だと思いました。わたしは、現憲法の解釈改憲も明文改憲も許さないという立場の者として抗議の意思表示が大事だと思いましたので、あえて、書くことにしました。
「侵略国家はぬれぎぬ」=空幕長が懸賞論文で独自史観−日中戦争正当化、反発必至
10月31日17時50分配信 時事通信
 航空自衛隊トップの田母神俊雄航空幕僚長が「日本が侵略国家だったとはぬれぎぬだ」などと主張する論文を民間企業の懸賞論文で発表したことが31日、分かった。論文は同日最優秀賞を受賞し、企業のホームページ(HP)に公開されている。一貫して日中戦争を正当化する内容で、中国などアジア諸国の反発が高まることは必至だ。
 論文は「日本は侵略国家であったのか」という題で、全国にホテルを展開する「アパグループ」(東京都港区)が、第1回「真の近現代史観」懸賞論文として募集した。最優秀賞の懸賞金は300万円。同社はHPのほか、11月5日発売の自社発行の雑誌にも掲載、英訳も含めた論文集も出版するという。
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