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昨日、ブックオフで見つけました。サハロフ『回想録』(上下:読売新聞社)。いまから20年近く前の出版です。
息子たちは、アンドレイ・サハロフ(Андрей Дмитриевич Сахаров)の名前を知りません。そして、私も、今ではあまり頭に浮かべることもありません。
ソ連の「原爆の父」。そして、1960年代の末から、息の詰まりそうな閉塞社会だった旧ソ連のなかで、反体制の声を響かせていた人です。1980年のソ連のアフガン侵攻への抗議と流刑。ペレストロイカの時代にはその父として尊敬を集めながら、1989年に死去しました。
ソ連崩壊という大事件は、それまでのなにもかもを押し流したように見えます。
息子が大学の図書館から借りてきたこともあって、アメリカの原爆の父・オッペンハイマーの伝記を買いたいと思っていましたが、旧ソ連の父の本を先に手に入れることとなりました。
この本の訳者は、金光不二夫氏と木村晃三氏です。
サハロフの本は、『進歩・平和共存および知的自由』(みすず書房)、『サハロフは発言する』(新潮社)などがあるが、まだ手に入るのでしょうか。
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