村上春樹 『ダンス・ダンス・ダンス』(上・下)
2009-05-04


禺画像]
村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』(1988)を
今朝読み終えました。
これは『羊をめぐる冒険』(1982)の続編
ということになっていますね。

ですから、後者の”解決”を期待したのですけれど、
それは・・・?ということになりました。

”繋がる”先が見つかったことが
「解決」ならば、そういえるかも知れません。
月や火星ではなく、この地上で。

ところで、村上春樹の魅力はどこにあるのか?

私なりに思うことは、
快感。ウソの話の面白さ、
意外性。安易な期待や予想を裏切ること。
もしくはその期待を超えること。
暗示性。なにか深いものがそこにあるという印象
・・・とはいえ、この作家の輪郭が
まだ私には見えませんん。
ですから、私の「春樹をめぐる冒険」は
もう少し先まで行きそうです。

思考は文体。
自分の書く文章にmurakamiウィルスが
乗り移られそうな危険をときどき感じます。
意識すれば、そうはならないと思いますが。

それで、次はなににしようかな?

5月29日に新刊が出るそうですね。
『1Q84』というタイトル。
この日までに、あと何冊か読めそうです。

他の作家も読みたいので、とりあえず、
『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』
にしようと思います。
予定は変わるかも知れませんが。
[本]

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