銅板に刻まれていたのは「軍、戦争(戦役)、階級、氏名」
2009-09-04


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「大字南小松区共有墓地」にある「慰霊碑」にも、他の慰霊碑と同様に、戦死者の名前を刻んだ銅板がはめ込まれています。
 このような名簿には、決まった書式がないようです。
 「大石村」の「忠霊塔」の名簿には、階級がありません。戦死された順番に、戦争もしくは死亡場所、戦死年月日、死亡年齢が記されています。
 北小松の「戦没者慰霊碑」は、名前だけで、イロハの順に並べられています。

 では、南小松の名簿はどうでしょうか。

 まず、陸軍か海軍かという区別があります。「陸軍之部」が先で、しかも圧倒的多数です。「海軍之部」の方は、少ないのです。
 それぞれの「部」では、亡くなった戦争の順に、戦死者の階級と名前が記されています。「陸軍之部」が53名、「海軍之部」が11名で、合計64名のリストとなっています。
 上の写真は、その右上の(最初の)部分です。

 南小松区では、「日清戦役」で1人の方、「日露戦役」でさらに1人の方が戦死されていることがわかります。
 その方の墓碑は、ここにあるのでしょうか?
[忠魂碑・慰霊碑など]
[民間墓地の戦没者]

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