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「大字南小松区共有墓地」の入り口には、とても目立つ墓碑が建っています。それは、集落を貫く三つの道が交差する地点にあたっていますから、だれもが通る場所にあるわけです。
　最初にこれを目にしたときは、日露戦争の墓碑にちがいないと思っていました。墓地の中心にある「慰霊碑」のプレートから、この墓碑は、日清戦争でなくなった方の碑だとわかりました。

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　正面には力強い書体で、「陸軍歩兵二等卒　林　力松　碑」と刻まれています。１００年以上たっているのに、鮮明です。

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　右側面には、建立年月が刻まれていますが、「明治丗三年八月建立」と読めますね。