日米合同演習 〜見つめる視点が大切になります〜
2009-09-15


禺画像]
ネットで「日米合同演習」を検索すると、それに反対するさまざまな団体の記事が目立ちます。それはそれで心強く思えたのです。
 私が注目したのは、報道記事です。
 「基地の街」の人たちの心情は複雑だと思います。高島市でも、自衛隊の海外派兵反対のデモや集会がやられますけれど、全市民的な集まりというには、遠い気がします。「よその人たちばかりが集まっている」という中傷があるのも事実です。
 自衛隊員とその家族が多く住んでいる上に、基地があることによって予算的に潤ってきたいう事情もあるのでしょう。
 そういうしがらみに着目し、そのなかで、どういう思いで、合同演習を見つめているのかという切り込みは、報道記事として、意味のあるものだと思います。
 しかし、「これはいかがなものか?」というものもあるのです。
 合同演習がある場合は、自治体に通知がされて、そこを通じて、市民が知ることになります。市民は不安をかかえながらも、平静を保ってきたというのが、この間の経過ではないかと思うのです。
 そういう市民に、演習を推進する立場から、積極的に接近を図るという動きがあります。問題は、それをそのまま報道することの是非です。
 以下の記事は、ある一般新聞の報道記事です。日付は2008年12月ですが、半世紀以上も昔の記事に思えたのです。当時は、占領軍に命じられて、占領軍のための宣伝をする記事がありえたと思うからです。
米海兵隊がもちつきエンジョイ 老人ホーム「清風荘」を訪問
2008.12.9 02:55
 高島市今津町のあいば野演習場などで陸上自衛隊と共同訓練を行っている米海兵隊の隊員20人が8日、同町の特別養護老人ホーム「清風荘」を訪問、もちつきやギターの演奏で、入所者らとの交流を楽しんだ。
 海兵隊員らの「地元の人たちと交流したい」との要望から実現した。隊員らは施設職員の手ほどきを受けながら、初めてのもちつきを体験。隊員らの慣れない手つきを、入所者らは笑顔で見守っていた。もちつきの後は、隊員がギター演奏を披露し、入所者から大きな拍手がおくられた。
 入所者側からは、毛糸の手編みのきんちゃく袋が、隊員全員にプレゼントされた。アントニー2等軍曹(27)は「入所者のみなさんが笑顔で楽しんでくれたのがうれしかった」と笑顔を見せていた。
 同市での海兵隊と自衛隊の共同訓練は、11月28日から行われている。
[高島市(旧高島郡)]
[基地問題]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット