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『高島郡史』を繰っていると、旧大津陸軍墓地で、手がかりのなかった人たちの姿が少しづつ見え始める気がします。
繰り返しご紹介していますが、旧大津陸軍墓地では、日清戦争期の戦病死者の墓碑を3箇所で見出すことができます。一つ目は、将校の墓地で、
2名の方の墓碑があります。二つ目は、下士官の墓地Bブロック。1柱除いて、すべて日清戦争期の墓碑で、
14名の方の墓碑があります。最後は、兵卒の墓地Eブロック。ここには、207柱ありますが、1名を除く
206柱までが日清戦争期に亡くなった兵卒の方の墓碑です。
この墓地で、『高島郡史』に載っている
17名のうち、
7名の方の墓碑を見つけました。うち2名は、所属部隊が「不明」とされていた方々で、この作業で、経歴の一端が埋められたことになります。
旧大津陸軍墓地 Eブロックに眠る高島郡兵卒名
●陸軍歩兵二等卒 中村 林蔵
●陸軍歩兵二等卒 福井 乙吉(上の写真)
●陸軍歩兵上等兵 内田検次郎
●陸軍歩兵二等卒 奥村久米蔵
●陸軍歩兵一等卒 井花長太郎
●陸軍歩兵一等卒 日置 卯市
●陸軍輜重輸卒 富田 楳吉
*記述は、大津市が作成した名簿のままにしています。
しかし、「第九連隊」と所属が書かれているうち、1名(森岩五郎)の方の墓碑はありませんでした。私は、このようなことがとても気になる方なので、調べてみたいと思います。
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