旧大津陸軍墓地に眠る高島郡(市)出身の戦病死者は7名@日清戦争
2009-09-16


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『高島郡史』を繰っていると、旧大津陸軍墓地で、手がかりのなかった人たちの姿が少しづつ見え始める気がします。
 繰り返しご紹介していますが、旧大津陸軍墓地では、日清戦争期の戦病死者の墓碑を3箇所で見出すことができます。一つ目は、将校の墓地で、名の方の墓碑があります。二つ目は、下士官の墓地Bブロック。1柱除いて、すべて日清戦争期の墓碑で、14名の方の墓碑があります。最後は、兵卒の墓地Eブロック。ここには、207柱ありますが、1名を除く206柱までが日清戦争期に亡くなった兵卒の方の墓碑です。
 この墓地で、『高島郡史』に載っている17名のうち、名の方の墓碑を見つけました。うち2名は、所属部隊が「不明」とされていた方々で、この作業で、経歴の一端が埋められたことになります。  旧大津陸軍墓地 Eブロックに眠る高島郡兵卒名
 ●陸軍歩兵二等卒  中村 林蔵
 ●陸軍歩兵二等卒  福井 乙吉(上の写真)
 ●陸軍歩兵上等兵  内田検次郎
 ●陸軍歩兵二等卒  奥村久米蔵
 ●陸軍歩兵一等卒  井花長太郎
 ●陸軍歩兵一等卒  日置 卯市
 ●陸軍輜重輸卒    富田 楳吉
 *記述は、大津市が作成した名簿のままにしています。  しかし、「第九連隊」と所属が書かれているうち、1名(森岩五郎)の方の墓碑はありませんでした。私は、このようなことがとても気になる方なので、調べてみたいと思います。
[高島市(旧高島郡)]
[日清戦争]
[旧大津陸軍墓地Eブロック(日清戦争)]

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