大江健三郎『「救い主」が殴られるまで 燃えあがる緑の木第一部』
2010-10-15


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風邪をひきました。意識を集中すると熱が上がってくるのを感じます。でも、めったにない自宅での時間を、寝て過ごすのもつらくて、大江健三郎さんの『燃えあがる緑の木』の第一部を読み始めました。タイトルは、『「救い主」が殴られるまで』
 時間に追われた日常生活です。とても小説に入り込むことができなくて、タイトルを見ただけで、後ろに引いてしまいます。それだけ余裕がないのは、よくないのは知っていますが。

 風邪に感謝しながら、ページを繰りました。
 飛ばして読んで、流して読んで、前へ行ったり、後ろにもどったり、めちゃくちゃな読み方をしました。
 そして、この小説に少し入り込める気がしたのです。

 「魂のことをする」---すごく印象的な言葉です。

 第二部も読んでみる気になりました。
[本]

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