正面に「戒名」が刻まれた日露戦争戦没者の墓碑@甲賀市福生寺
2010-10-31


禺画像]
甲賀市で仕事をしていたとき、福生寺に立ち寄ることがありました。そこには、りっぱな戦没者の墓地がありました。墓地そのものは新しいように思います。そのなかでも、目立って大きな墓碑が3基ならんでいました。その一番左が日露戦争の戦没者の墓碑でした。
 その墓碑の形は、見慣れた日露戦争の墓碑の形をしていましたが、正面に刻まれた内容に驚きました。法名でした。
 日露戦争戦没者の個人墓碑で、正面に「戒名」(*法名から訂正:以下同じ)が刻まれているのを見たのは、このときが初めてでした。そして、他に知りません。 禺画像] 横に並んだ戦没者の墓碑もすべて正面が「戒名」でした。
これにも驚きました。 禺画像]
 民間墓地は、そんなに規制はきつくないと思います。では、陸軍墓地はどうだったのでしょうか。埋葬の仕方に、それぞれの陸軍墓地を管轄する師団や聯隊で扱いがちがったことはきいています。そのなかでも正面に法名や戒名を刻むことは許されたのでしょうか。また、旧真田山陸軍墓地では、法名が正面に刻まれた墓碑はあるのでしょうか。
 お墓の常識がない私です。正面に階級(および勲何等とか)と氏名の刻まれた戦死者の墓碑を見慣れているだけに、旧大津陸軍墓地で戒名が正面に刻まれた墓碑を見つけたときは、ショックだったのです。
[日露戦争]

コメント(全2件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット